ブラインドボクシング会長就任

 ブラインドボクシング普及啓発活動に尽力をふるっている同窓生の取材を行って約2年がたちました。その同窓生が、ブラインドボクシング協会の会長に就任したとの事で、横山が再び取材に出かけましたので、報告いたします。

 前にも紹介した、村松竜二君(中野校 整備科 平成6年3月卒)のジムに足を運んだ。障害者の自立支援のためボクシングトレーニングを展開していたときに、ブラインドボクシングに出会った。村松君自身も交通事故にあい、左手首が曲がらない障害を背負っている。又、右目眼底骨折により視野が狭くなったが、ボクシングを諦めなかった。36戦中30戦は右手一本で、日本1位まで登りつめた。「障害者である自分だからこそ、出来る事がある。障害者の活躍の場を作りたい」と会長就任の抱負を語ってくれた。

 このブラインドボクシングは平成23年、名古屋にいる、佐野 雅人氏が考案した視覚障害者向けスポーツで、今まで名古屋に本部を置いていたが、コロナ渦で活動があまり進まず、本年4月より東京都昭島市の「D&D BOXING GYM」に本部を移し、創設者の佐野氏が名誉会長となり関東支部長だった村松君が、会長に就任した。3年前には、第1回全国大会を開催、3回目の昨年はコロナ渦で中止となってしまった。現在名古屋に支部があり、全国の会員数は60名位で、30~40名の方が大会参加している。前回あったときは、東京パラリンピックで公開競技になればよいと動いているとの事だったが、希望は叶えられなかった。

 ジムを訪れると、練習生が女性も含め4名、トレーナーが村松君を含め3名と少ない。練習生にそれぞれトレーナーを付けると、人数が増えてしまい密になってしまうとの事で人数制限をしている。トレーナーの一人は、村松君の活動に賛同しボランティアで行っているプロボクサーを目指す高校生がいたのには驚いた。練習生は、緘灸師専門学校の先生とその教え子。ともにいい汗をかき、「見えなくても出来て楽しい」との事。又、今回は参加していないが、車いすの女性の練習生もいると聞いて、びっくり。

 同窓生が、頑張っている。金銭面で協力できる方、トレーナーとしてお手伝いできる方、ブラインドボクシングを広められる方、同窓の村松君に協力しようではないか!! 興味を持った方は、是非、同窓会事務局に連絡を!!

 最後に村松君が、「健常者と障害者と壁のない場にしていきたい。」との一言が心に残った取材だった。